仕事ができる人にはある種の共通点があります。「人の評価に振り回されずに自分軸で生きている」、「失敗を素直に反省できる」、「自分で自分の面倒がみられる」など、参考にしたい資質です。
他人評価を気にしない
仕事ができる人にとって大切なことは「他人からどう思われるか」ではなく、「自分がどう思うか」です。ぶれない「自分軸」を生きているため、余計な考えやストレスや相手に対する不平不満が生まれにくい傾向があります。
他人の評価を気にしていると自分の軸に「ブレ」が生じますが、自分軸を生きている人はブレません。誰が何をいおうと、トラブルが起きようと、最善を尽くすことだけに集中できます。その結果、ものごとがスムーズに流れていくわけです。
目的まで逆算して計画的に取り掛かる
仕事ができる人は、目標を単なる「夢物語」に終わらせません。設定した目標から今やるべきことを逆算し、着実に行動していきます。
例えば英単語の100問テストで80点以上とるためには…
「2週間前から1日10個の単語を10日間かけて完璧に覚えていき、最後の4日間ですべての単語を間違えなくなるまで復習し続ける」
こんな風に、目標に向けていつ、何をやるべきかを明確にし、実行に移していきます。ポイントは、「具体的に現実的に詰めていくこと」。こうして着実に目標に向かっていけば、目標が達成されます。
失敗をしっかり理解し次に生かせる
自分が失敗したときの反応で、仕事が「できる人」か「できない人」かがわかります。失敗を他人や状況のせいにしたり、落ち込んで自分を責め続けたりするようではせっかくの経験が次へつながりません。
「失敗は成功のもと」です。それを理解している「できる人」は、まず冷静に敗因を分析します。そこから「次回はどのようにしたらいいか」を学び、対策を練ります。
失敗を自分の糧にしていくには「素直に反省できる」ことが非常に大切です。責任逃れや言い訳をして自分の否を認められないような人は、まず最初に素直に「すみません」がいえるようになりましょう。
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自己管理ができる
仕事ができる人は「自分が資本」ということがよくわかっている人です。セルフメンテナンスはとても大切な要素。体調管理、時間管理などが上手にできない人は、いずれ行き詰まってしまいます。自分にとって大切なことの優先順位を決めて、無理のないスケジュール調整をしていきましょう。
また優秀な人たちは、ストレスが溜まったときの気分転換がとても上手です。自分の感情コントロールやメンタル面の管理をしっかり行えます。つまり、意識の切り替えが素早くできるということです。
コミュニケーション能力がある
人とのつながりはとても大切です。ひとつのご縁が大きなチャンスを生み出すことも珍しくありません。仕事ができる人は、コミュニケーション能力に長けています。それは「話がうまい」ということではなく、「心を開いて相手の懐に飛び込んでいける」ということ。
わからないことは「どういうことですか」と素直に訪ね、意見があるときは自分の考えを率直に伝えます。自らが心を開くので、相手も気を許してくれて会話が弾みます。結果人とのつながりが広がっていき、新しい出会いやチャンスをどんどん生み出していきます。
まとめ
仕事ができる人には、次のような傾向があります。
・他人の評価を気にせずに自分軸で生きている
・いまやるべきことを逆算し、着実に実行していくことで目的を達成する
・素直に反省し、失敗を次に生かせる
・自己管理をしっかり行える
・コミュニケーション能力がある
逆にいえば、このような資質を身に付ければ自然と「仕事ができる人」になります。ぜひ参考にしてみましょう。